いつも温かい支援と連帯の心を届けてくれる韓国の「モンダンヨンピル」が、恒例のチャリティーイベントで、また朝鮮学校を力強く支援してくれます。Facebookにアップされた内容を以下にご紹介させていただきます。
「朝鮮学校とともにする人たち:モンダンヨンピル」
〜 2年に1度の「チャリティー酒屋」が11/19にオープン〜
現在、日本では2013年から250名の朝鮮高級学校生徒たちが国を相手に裁判を行なっている。いわゆる「高校無償化裁判」です。全ての高校生たちが制度の対象となり受け取っている「授業料無償化」の恩恵を、ただ朝鮮人だという理由で朝鮮学校生徒たちのみが受けられずにいます。このような状況になって7年目になります。
裁判は、いたずらに長引かせている期間も問題ですが、その費用も問題です。5箇所で係争中の裁判には数多くの弁護士らが携わっていますし裁判費用も少なくありません。すでに広島(敗訴)、大阪(勝訴)、東京(敗訴)で1審判決が出ました。今後、1〜2年の間に最高裁判所での最終判決が出るとされています。地方裁判所での裁判費用が200万ウォン(広島のケース)程度だそうです。高裁、最高裁に上がるたびにそれぞれ1.5倍ずつ上昇するそうです。したがって5箇所での裁判を合わせると約2,500万ウォンの費用がかかります。それも弁護士らが一切費用を受け取らずにかかる費用です。この裁判に敗訴した場合、裁判費用は全額原告(朝鮮学園)の負担となります。
「モンダンヨンピル」は、我らの同胞たちが裁判費用の心配をせずに心置きなくおもいきり闘えるよう、南の故郷から支援しようという趣旨で「高校無償化裁判費用」のためのキャンペーンを始めます。目標額は5,000万ウォンです。裁判に勝てばその費用は朝鮮学校の子ども達に奨学金を支給する「キムボットンハルモニ奨学金」に寄付したいと思います。
その最初の事業として「モンダンヨンピル チャリティー酒屋」が、インチョン(11/17)、ソウル(11/19)でそれぞれ開かれます。とにかく多くの方々の気持ちを集めて、私たちの同胞が何の心配もなしに闘って必ずこの裁判で勝てたらと思います。2018年は「高校無償化裁判」の結果が出る年でもあり、1948年の「4.24教育闘争」が70周年を迎える年でもあります。我が同胞たちに「私たちは忘れていない、共にある」というメッセージをはっきりと伝えられるよう「南の同胞」たちのたくさんの応援をお願いします。