無償化連絡会・大阪

〜 子どもたちの笑顔と希望のために 〜

月別: 2018年6月

小さき者への迫害

2018年6月28日夜。また、何の罪もない子どもたちが差別に満ちた「いじめ」にあいました。神戸朝鮮高級学校の生徒たちが修学旅行先の祖国から帰った際、関西国際空港の税関で、お土産を全て没収されたということです。
生徒たちが心に負った傷を思うと言葉がありません。

FacebookやTwitterなどに投稿された怒りと悲しみの言葉を以下に引用します。

神戸朝鮮高級学校・教員のfb
6時間前
6.14-28にかけて神戸朝高生の修学旅行に引率として行ってきました。平和と繁栄の流れの中、行く修学旅行はまた格別な思いがありました。なによりも楽しくなによりも感動的な15日間が、最後は最悪な修学旅行に。
お土産、没収の嵐。
泣きわめく女子生徒、悔しくて悔しくて怒りの抗議をする男子生徒。地獄絵図でした。
税関の対応は「上の指示で輸入が禁止されているから」のみ。
若干18歳の高校生に「任意放棄書」なるものを「強制的に」書かかせる当局の方々には人の心がないのでしょうか。
あまりの悔しさに、せめてクッションなどのお土産の紙だけでもと一枚一枚、回収する男子生徒。
ゲートを出た瞬間に泣き崩れていました(しかも飛行機の遅れもありゲートを出たのは0:00過ぎていました)。
悔しさに今も眠れません。
××
もちろん、お土産を奪われたショックも大きいです。これからはそんな事が無いように、どうにか無事に持ってくる手段も考えないといけないとは思います。
でも生徒たちがなにに泣き、なにに怒ったか。
自分たちの「朝鮮人としての尊厳」に傷をつけた担当官、当局への涙、怒りであり、「モノ」への執着ではなかったのでしょう。結果はわかっていても、怒りに震え私の手を何度も振り払いながら抗議する生徒たちを見ながら、心の底からそう思いました。

その多くが初めての祖国訪問となる朝高の修学旅行。思い出を残らず奪い取られた生徒たちの気持ちはどれだけ傷ついたのでしょうか。

この、あまりにもショッキングな事件をメディアも報じました。

修学旅行で北朝鮮土産「税関が不当に押収」総連が抗議
(朝日新聞デジタル)2018年6月29日23時45分

朝鮮学校の生徒が修学旅行で北朝鮮から持ち帰った土産品を税関で不当に押収されたとして、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)は29日、日本政府に抗議する会見を開いた。徐忠彦・国際統一局長は「日本政府が対話を望むならば、非人間的な措置をやめるべきだ」と主張した。
朝鮮総連によると、神戸朝鮮高級学校(神戸市)の生徒62人が28日夜、「祖国訪問」を終えて関西空港に到着した際、約半数の生徒が、税関職員に北朝鮮の国旗などが描かれた化粧品や薬などの土産品を、経済制裁で持ち込みが禁止された輸入品だとして押収されたという。押収品には親族や友人からの贈り物も含まれていたという。
徐氏は「お土産まで取り上げたのは暴挙」と述べたうえで、米朝和解の流れが出てきた中で、「唯一、日本政府だけが敵対行為に固執し、子どもの人権を踏みにじっている」などと非難した。
大阪税関関西空港税関支署は取材に「個別の事案については答えられないが、法令に基づいて適切に対応している」とコメントした。税関関係者によると、政府は核実験などへの制裁措置として、北朝鮮からの全ての貨物について、経済産業相の承認がない限り輸入を禁じている。税関では旅客の土産品なども含め、そのつど経産省に確認しているという。
経産省貿易管理課は「個人の携帯品は、出国時に持ち出したものや旅行中に使用したと認められるものを除き、個別に承認することになる」としている。

SANSPO.COM 2018.6.29 21:13
北朝鮮土産、没収を非難 総連「生徒の人権侵害」

在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)は29日、神戸朝鮮高級学校(神戸市)の生徒が北朝鮮への修学旅行から28日に帰国した際、関西空港の税関で親族からの土産を没収された、と明らかにした。政府の独自制裁に伴う措置だが、総連は「生徒の人権を踏みにじる行為」と非難し、税関に謝罪と再発防止を求めた。
総連によると、同校の生徒62人は28日夕、2便に分かれて北京経由で帰国した。税関職員が生徒のかばんを開け、北朝鮮の国旗や文字が入ったクッションや化粧品などを没収した。最初の便では6人、2便目に乗っていた39人の半数以上が荷物の一部を没収された。
昨年までの修学旅行では、親族からもらったものだと説明すれば没収されないこともあったという。記者会見した許敬校長は「泣きじゃくる子もいて、生徒たちの心の傷は深い。法律に基づいてやったと言うかもしれないが、日本と北朝鮮の関係にとってこれが良いことなのか」と抗議した。

KORYO JOURNAL(コリョ・ジャーナル)
「コラム」 在日いじめと日朝会談      2018.06.29

6月12日の朝米首脳会談以降、「異次元の圧力外交」一辺倒だった安倍政権が手のひらを返して日朝首脳会談に取り組む意欲を示している。
モンゴルで開かれた北東アジア地域の安全保障問題を話し合う国際会議で朝鮮側の代表に接触を試みる等アプローチを掛け始めた。
だが、そのような言動と本音は違う。 「朝鮮との対話希望」を語った舌の根も乾かぬうちに安倍首相は、「首脳会談をこちらがやりたいといえば足元を見られる」「私は北朝鮮にだまされない。1994年から拉致問題に取り組んできたが、何度もだまされてきた。北朝鮮のだましの手口は分かっている」「圧力を緩めてはダメだ。中国、韓国も制裁を緩めてはならない」と拉致被害者家族の前で平然と言ってのけた。 要は日朝会談に本気で取り組む気がないのだ。
国際情勢が新たなステップに進んだこの期に及んでも、在日朝鮮人に対する日本政府の悪辣かつ執拗な「いじめ」・差別が未だに全く改善される兆しを見せない事からも、それは容易にうかがえる。 一つ例を挙げよう。
神戸の朝鮮高校生たちが6月14日から28日の日程で、祖国である朝鮮に修学旅行に行ってきた。
引率した関係者によると「平和と繁栄の流れの中、行く修学旅行はまた格別な思い」があり「なによりも楽しくなによりも感動的な15日間」だったのが、「最後は最悪な修学旅行に」なってしまったという。 到着した関西国際空港の税関で、生徒たちが朝鮮から持ってきた土産を全て没収されてしまったのだ。
高校生からお土産を全没収、「任意放棄書」記入を強制
「お土産、没収の嵐。 泣きわめく女子生徒、悔しくて悔しくて怒りの抗議をする男子生徒。 地獄絵図でした。 税関の対応は『上の指示で輸入が禁止されているから』のみ。若干18歳の高校生に 『任意放棄書』なるものを『強制的に』書かかせる当局の方々には人の心がないのでしょうか。あまりの悔しさに、せめてクッションなどのお土産の紙だけでもと一枚一枚、回収する男子生徒。ゲートを出た瞬間に泣き崩れていました。」
日朝関係の凍結・硬直した現況を打開する為にも、双方の架け橋となり得る在日朝鮮人の存在は非常に注目されるべきだし、また、重要視されて然りだ。 「普通」であれば、日本政府は在日朝鮮人に対する「いじめ」の非を認めて謝罪し、果断に政策転換して在日人脈ラインを生かす方法を取るのがセオリーなのだが、安倍政権にはそのような思考が全くもって欠落しているらしい。
今のままでは、「私たちはもう少し我慢してもいいから、北と南の政権が絶対に安倍とだけは手を結ばないで欲しい」と言うのが、在日朝鮮人の偽らざる正直な心情だろう。 日本政府は深思熟考すべきではなかろうか。

北海道の朝鮮学校を描いたドキュメンタリー映画「ウリハッキョ」のキム・ミョンジュン監督も、この悲しすぎる出来事をいち早く知った一人です。
キム監督のfb投稿は、驚きと怒りをもって瞬く間に広く拡散されました。
以下に翻訳して引用します。

明け方、連絡があった。
神戸朝鮮高級学校3学年生徒の父親。
娘が高校最後の修学旅行で生まれて初めて祖国(朝鮮民主主義人民共和国)に2週間行ってきたのだそうだ。空港から出て来る娘の顔が涙でぐしょぐしょだった。会いたかった家族と久しぶりに会えたからだと思ったのもつかの間、生徒たち全員が怒りと悔しさの表情で泣いていたらしい。
理由はすなわち、
税関が、祖国でもらったすべての「おみやげ」を残らず没収したという。姉妹校の子どもたちが真心込めて書いてくれた手紙や、後輩たちのために買った記念品、2週間一緒に過ごしてくれた祖国のガイドさんたちがくれた贈り物の数々。生徒たちは祖国での夢のような思い出を、そっくりそのまま空港の税関に奪われた。男子生徒も女子生徒も、抗議し、泣き、哀願したが通じなかった。「上からの指示なので従うしかない」という返答のみだった。
安倍政権は肝に命じなければならない。今、彼ら税関職員たちが幼い生徒たちにどんな仕打ちをしているのか、どんな怒りと悲しみと憎しみを植え付けているのかを。
安倍が自身の政治的成功のため命綱のごとく握りしめている「拉致問題解決」。朝鮮学校の問題、在日朝鮮人の問題、日帝植民地時代の問題を謝罪し、補償しない限り解決はできない。
明日、この子たちと会えるコンサートが、「モンダンヨンピル」と日本の方々、同胞たちの力で神戸にて開かれる。
子どもたちをたくさん慰めてあげなければ。
日本がワールドカップ16強に進出した、まさにその時間に起こったことだ。
スタジアムに鳴り響いた「君が代」を斉唱する観衆たちのあのものすごい純真さが怖い。

奇しくもこの事件が起こったのは、「モンダンヨンピルコンサート in 兵庫」の前日でした。傷ついた子どもたちの心を少しでも癒してあげたいと願う気持ちで監督たち「モンダンヨンピル」は来日し、コンサートを大成功させました。
「無償化連絡会・大阪」の藤永壯共同代表と長崎由美子事務局長が、コンサートを観覧しました。
最後に藤永壯教授のfb投稿を引用します。

モンダンヨンピルと兵庫の朝鮮学校の生徒たち、そしてハッキョを支える方々が一体となってつくりあげた素晴らしいコンサートだった。どうしていつもこんなに感動するのだろう。
権海孝代表の夢……いつか朝鮮学校の生徒たちを韓国へ招いてモンダンヨンピルのコンサートを開き、そのまま一緒に京義線に乗って平壌でコンサートを開く……。
そうだ。私たちは夢を語らなければならない。ときに絶望しそうになる今だからこそ。

大阪府議団への申し入れ

2018年6月26日、300回目の「火曜日行動」の後、大阪府オモニ連絡会が大阪府議会の各会派を回り、依然として再開のめどが立たない大阪府・大阪市補助金支給について議員たちに申し入れを行いました。
午後2時、大阪府内10校の朝鮮学校からオモニ会代表らおよそ30名と大阪朝鮮学園関係者2名、そして長崎由美子事務局長が大阪府庁を訪れました。
一行は、まず自民党の議員二人を訪ねました。
長崎事務局長が訪問の趣旨を伝えた後、大阪朝鮮高級学校のオモニ会長が要望書を読み上げました。
先の「大阪府・大阪市補助金裁判」控訴審において下された不当判決への怒りと、民族教育の意義、すべての子どもたちが等しく学べる権利保障への強い願いが込められた要望書の内容に議員らは一様に聞き入りました。
次いで、代表として参加したオモニたちが一人ずつ発言しました。
登校に2時間以上かかる悪条件にも関わらず幼い我が子を朝鮮学校に送るのは、自己のルーツを正しく知り、アイデンティティーを誇りに思ってほしいからだと語るオモニがいました。また、出自は子どもたち自身が選択できない問題なのに、それを理由に差別が横行する日本社会の理不尽さを訴えるオモニもいました。納税をはじめとするすべての社会的義務を残らず果たしているにも関わらず、学ぶ権利すら奪われている現状の矛盾を訴えたオモニは、右傾化する社会の差別をむしろ行政が先導していると厳しく指摘しつつ、教育の現場に政治を持ち込んで子どもたちを制度差別している状況を一日も早く是正するよう議会で働き掛けてほしいと強く訴えました。そして、朝鮮学校への差別や偏見は「知る」ことで克服できると言い、ぜひ朝鮮学校に足を運んで自らの目で見て判断してほしいと学校訪問を強く願い出ました。
議員たちは、子どもたちの教育の問題と政治は切り離して考えねばならないと、大阪府から朝鮮学園に突きつけられた「4要件」の不当性を訴えるオモニたちに一定の理解を示しつつも、係争中の事案であることを口実に明確な発言を避けました。
それでもオモニたちの切実な思いを込めた申し入れは続きます。
自民党に次ぎ、公明党、共産党、そして民主ネット、大阪維新の会にも申し入れを行いました。
それぞれの会派で議員たちと向かい合い、要望書を読み上げ、朝鮮学校に子どもたちを通わせている保護者としての心情を率直に訴えました。また、先日大阪北部を襲った地震にも言及し、補助金支給を止められ、高校無償化からも除外されている状況ではウリハッキョの教育環境を整えることはおろか、子どもたちの安全すら脅かされると声を強めて訴えました。そして、大阪市が独自の施策として始めた「幼児教育の無償化」にも触れ、幼子までも排除する行政の態度を厳しく指弾し、子どもたちの「学ぶ権利」を勝ち取るまで闘いを止めないと力強く宣言しました。
民族教育を守り抜こうとする強い思いが届いたのでしょう、オモニたちの訴えに真剣な面持ちで耳を傾け、涙で声を詰まらせる議員もいました。その議員は、学びの場に差別を持ち込んではならない、子どもたちの安全、安心を守り、すべての子どもたちが平等に学べる社会を築けるよう今後も取り組んで行きたいと語りました。
最後に長崎事務局長が、オモニたちの訴え、ウリハッキョを守り民族教育の権利を求めるこの日の申し入れを整理して発言しました。長崎事務局長は、差別なくすべての子どもたちを支援する取り組みを超党派で議会の中に作ってほしいとしながら、「幼児教育の無償化」や「校舎の耐震補修工事補助事業」など教育を支援するいかなる取り組みからも朝鮮学校が除外されないよう尽力してほしいと重ねて要求しました。
申し入れを終えながら、参加したすべてのオモニたちが、貴重な時間を割いて面談を受けてくれた議員たちに感謝の意を表しました。そして、これからも議会へのロビー活動のみならず、民族教育の意義を広め、支援の輪をさらに広げるための活動を精力的に行ってゆく決意を新たにしました。

300回目の「火曜日行動」

2018年6月26日。
身を焦がすような炎天の下、大阪府庁前で行われている「火曜日行動」が300回目を迎えました。
6年間を越えてもなお休むことなく続けられてきたこの活動には、朝鮮学校保護者と同胞、日本人支援者、そして朝鮮学校生徒や児童、卒業生たちが参加し、時にははるばる海を越えて韓国から駆けつけた支援者たちとともに朝鮮学校への補助金支給再開と「高校無償化」制度適用を訴えてきました。
誰かがこんなことを言いました。「お盆と正月の週だけ休んだとして1年間50週。それを6年間やり通した数が300だ」と。
本サイトが「火曜日行動」レポートでリンクを貼らせてもらっているブログにはこのように書かれています。

火曜行動に参加し始めた2012年、初級部1年生だった孫は中級部1年生になりました。2,259日間、何という長い月日を私たちは理不尽な差別と向き合って来たことか!

毎週、欠かさず府庁前に立ち続けている参加者たちも、開始当初はこれほど長く続くとは思いもしなかったそうです。
「100回、200回と幾度も『節目』を迎えてきたけれど、決して素晴らしいことじゃない。こんな活動が必要なくなる日が早く来ればいい。」
それでも、子どもたちの「学ぶ権利」が差別にさらされている現状を憂い「権利を勝ち取るまで止めるわけにはゆかない。」とおっしゃいます。
300回目のこの日も、多くの参加者たちが集いました。そして、代わる代わるマイクを手に、それぞれの立場から差別と排外主義を拒絶し、共生を願う気持ちを込めてアピールを行いました。そして、道ゆく人たちに一人一人声をかけ、チラシを配りました。一人でも多くの人に朝鮮学校が置かれた厳しい状況を知ってもらい、声を届けるため、これからも「火曜日行動」は続けられます。

◼️ 詳細記事はこちら

韓国から文科省に「抗議訪問」

「朝鮮学校差別反対」…「朝鮮学校と子どもたちを守る市民の会」文部科学省を抗議のため訪問

「日本はお金がなくて朝鮮学校への『高校無償化』支援をできないのですか?」
そんなはずはない、これは安倍政権の「金銭パワハラ」に他ならない。それも、最も弱い立場の子ども達を対象とした卑劣な横暴です。
韓国から抗議のために来日した代表の一人が、対応にあたった文部科学省の職員を厳しく詰問しました。言い返すべき正当な根拠を持たない文科省の担当者は口ごもるように同じ口実を繰り返します。

これは去る2018年6月15日、「高校無償化」制度から朝鮮高級学校のみ除外されている事に抗議するため、日本を訪れた韓国の市民団体と文科省職員が対峙した日のひと幕です。
彼らは実に4年間を通して9回も抗議のために日本を訪問しています。
そして、これが10回目の抗議です。
以下に、参加者自らがWebサイトにアップした抗議訪問の様子を翻訳してご紹介します。

◼️4年間で10回抗議訪問、文部科学省の立場は…

6.15南北共同宣言18周年を迎え、去る2018年6月15日、韓国の「ウリハッキョと子どもたちを守る市民の会」、東京朝鮮高級学校生徒と関係者、そして朝鮮学校を支援する日本の市民団体70余名が朝鮮学校に対する日本政府の「高校無償化」排除に抗議するため文部科学省を訪れました。

高校無償化制度は2010年、当時の民主党政権が外国人学校を含むすべての高等学校を対象に導入した政策です。しかし、2013年2月、安倍政権は「北朝鮮」と朝鮮総聯との密接な関係、及び学校運営の適正性に疑念があると言う理由で朝鮮学校を高校無償化制度から除外すると発表しました。これに朝鮮高級学校10校中、大阪、愛知、広島、福岡、東京の朝鮮学園と学生たちは「高校無償化」除外取消裁判と国家賠償裁判を起こしました。

この日、抗議訪問に参加した東京朝鮮高級学校生徒の一人は、「私たちを無視しないで、学ぶ権利を奪わないで、差別しないで、私たちの権利を保障してください。」と言い、「私たちはこれからも勝利するその日まで闘い続けます。民族差別がない日本社会を築いてゆきましょう。」と発言しました。また、「ウリハッキョと子どもたちを守る市民の会」のソン・ミフィ共同代表は「4年間で計10回、抗議訪問をしました。訪問するたびに文部科学省の役人は『持ち帰って相談します。』、『裁判の結果を見守ります。』と同じ言葉ばかり繰り返しました。」と言い、「文部科学省は、教育的哲学に基づき価値ある事をしたいなら裁判の結果に関わらず自らの立場を明らかにしなければならない。」と要求しました。
この日、抗議の訪問には、国民民主党・大島九州男、日本共産党・山添拓、社会民主党・福島みずほ、沖縄の風・糸数慶子ら4名の国会議員も同席し訪問団の意見に耳を傾けました。

1時間の抗議訪問が終わった後、文部科学省前で「朝鮮高級学校・高校無償化除外に抗議する金曜日行動」が行われました。東京の朝鮮大学校学生たちが毎週金曜日、行なっている集会はすでに200回を超えました。集会に参加する学生たちのほとんどが2012年から行われている「朝鮮学校高校無償化裁判」の当事者です。
「朝鮮学校に対する差別をやめよ!」、「朝鮮学校にも補助金を支給せよ!」
5年を超えて数千、数万回叫んだ学生たちの切実な叫びは昨年7月、司法により無残に踏みにじられました。「原告の請求を棄却する。」「訴訟費用は全て原告の負担とする。」たった10秒の判決でした。
「朝鮮学校高校無償化裁判」は現在、広島1審敗訴、東京で1審敗訴、愛知1審敗訴、大阪は昨年に1審勝訴後、今年9月に控訴審判決、福岡は来年4月頃1審判決を控えています。
「朝鮮学校がなかったら日本で生まれ育った私たちは本当の自分を失っていたはずです。朝鮮学校は単純な学校ではなく私たちの歴史であり、アイデンティティーであり、私たち自身です。」
母国語、ウリハッキョを守るため、日本の差別に立ち向かっている学生たちと、今日私たちが共にしなければならない理由です。

彼らは、私たちに多くの勇気と希望を与えてくれます。でも、彼らは逆に、異国の地で民族のアイデンティティーを育む民族教育を守り、健気に学んでいる子どもたちの姿から多くの力をもらっていると語ります。
南北の融和、平和へと突き進む東アジア情勢の中でも、極度に右傾化した日本の政治状況には一向に変化の兆しが見えませんが、民族教育の意義を知り、守ろうと、行動を共にしてくれる人々がいる事を決して忘れはしません。
9月27日の高裁判決に向けて、大阪でもウリハッキョと子どもたちを守るための闘いを一層盛り上げて行きましょう。

 

市役所前アクション・延期

本日予定しておりました「大阪市役所前アクション」は、大阪で余震の恐れがあり、大雨など天候も悪化しておりますので、参加者の皆様の安全を考慮し、延期といたします。

新たな予定につきましては、後日改めてご案内いたしますのでご了承ください。

※参加を予定されているお知り合いにもお知らせ頂きますようお願いいたします。

幼な子までも排除

オモニ連絡会と無償化連絡会がタッグを組んで市に抗議

橋下徹氏が市長を務めた際、国の差別政策に率先して加担し、「高校無償化」制度からの除外にあわせ、全国に先駆けて朝鮮学校への補助金支給を停止した過去を持つ大阪市が、ついに就学前の「幼な子」たちまでも排除する政策を実施しました。
昨年度から始まった「幼児教育の無償化」制度から、大阪府内8校の朝鮮学校に附属する幼稚班のみを除外しました。
市は公式ホームページ内でこの政策について、幼児期における自己実現の重要性を語り、「すべてのこどもたち」が対象であると謳っています。
在日コリアンの子どもたちは地域社会を構成する一員ではないと公言しているのです。これほどあからさまな「行政のヘイト」があるでしょうか?
オモニたちは座視したまま諦めたりはしません。
子どもたちのためには出来ることをすべてやり通そうとしています。
おかしいことはおかしいと、黙さず声を上げようとしています。
6月20日。大阪市役所の前に集まりましょう!

日本政府に向けた国際宣言

韓国からいつも朝鮮学校への温かい支援を送ってくれる「ウリハッキョと子どもたちを守る市民の会」が、「在日同胞と朝鮮学校を差別する日本政府を糾弾する」と題して、支持者を募り国際宣言を出そうとしています。
Webに掲載された宣言文の翻訳は以下の通りです。

〜安倍政権糾弾国際宣言〜
「在日同胞と朝鮮学校を差別する日本政府を糾弾する」

1948年、日本政府が在日同胞たちの民族教育を大々的に弾圧し、ついには一人の少年を死に至らしめた「阪神教育闘争」発生から70年が過ぎた今日まで、日本政府による在日同胞弾圧は続いています。
日本政府は自国内すべての高等学校に適用する「高校無償化」制度から唯一朝鮮学校のみを排除し、平等に教育を受ける権利がある子どもたちを対象に差別的措置を強行しました。それにより一部の自治体はこれまで支給してきた教育補助金すら停止し、初級、中級学校までも財政的圧迫を加えています。
朝鮮学校は、日本による植民地支配の時代、強制的に日本に連行され定住する様になった同胞たちが「朝鮮人は朝鮮語を学ばなければならない」という当然の理由から設立した民族教育機関であり、在日同胞たちは日本政府から保護を受ける権利がある日本社会の構成員です。
しかし、日本政府が加えている露骨な差別政策は、右翼団体のヘイトスピーチや在日同胞機関の建物への銃乱射など、衝撃的な暴力行為につながり、在日同胞たちを憎悪犯罪(ヘイトクライム)の標的に追いやっています。
植民地支配に対する謝罪はおろか、在日同胞と朝鮮学校を露骨に弾圧する日本政府を強く糾弾します。
私たちは、同胞たちの正当な権利のために最後まで連帯し、闘うことを宣言するとともに以下のとおり要求する。

1.日本政府は植民地支配を謝罪し、朝・日関係を正常化せよ!
1.在日同胞に対する弾圧を即刻中止せよ!
1.朝鮮学校にも「高校無償化」制度を適用せよ!

「ウリハッキョと子どもたちを守る市民の会」

そして、特設サイトで支援者を募っています。残念ながらハングルのみの表記ですが、ぜひご覧ください。
上から、お名前、ご住所、連絡先、日本政府へのメッセージを順に書き込める様になっています。
より多くの賛同を送り、国際宣言を盛り上げましょう!

国際宣言のサイト → https://goo.gl/forms/f2zZKzR2zfJ8lVmQ2

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