■2017年5月18日、大阪オモニ連絡会と無償化連絡会・大阪の呼びかけで、中之島の水上ステージにおよそ350名の朝鮮学校関係者、保護者と同胞、日本人支援者らが集いました。今年の1月26日、「大阪府・大阪市補助金裁判」において行政が主張した差別的な不支給の口実を救済する不当判決が下され、司法からの裏切りでやり場のない怒りに包まれた大阪地方裁判所が間近に見えます。
■「MOREパレード2017」。来る7月28日の「高校無償化裁判・判決言い渡し」に向けて朝鮮学校支援の輪を一層広げようと企画されたアクションです。一切の差別なく多様な人々が共に生きる社会を願って、参加者らはそれぞれピンク色を一点身に付けて集まりました。スピーカーたちが発言するバラエティーに富んだ内容のアピールは一様に社会の多様性を大切にしようと訴えるものでした。参加者たちは皆アピールに共感し、気勢を上げていました。
■集会に続き、西梅田までの繁華街をパレードしました。「朝鮮学校の子どもたちにも学ぶ権利を!」「行政が進んで差別をするな!」。道行く多くの人たちが力強いシュプレヒコールに耳を傾けます。隊列に向けて時折送られる温かい声援に後押しされパレードは予定されたコースを元気に進みました。
午後8時過ぎ、次々とゴールする参加者たちに長崎由美子事務局長がねぎらいの言葉をかけます。パレードを終えた参加者らは三々五々帰途につきました。
■この日の集会を通して、裁判闘争をはじめとする朝鮮学校支援が単に在日外国人学校の権利擁護を訴えるだけの運動ではなく、真に豊かな日本社会を築くための礎だとの確信をすべての参加者たちが共有しました。そして、連帯と共生の輪を一層広げて行くことを誓い合いました。